診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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歯周病は生活習慣病と同じく、初期は自覚症状がなく、痛みや違和感を感じたときには、すでに症状が進行しています。
また、歯周病は、歯を支えている骨が溶かされ、なおかつ、その溶かされた骨は元に戻らないため、非常に治療が難しく、いつのまにか先がグラグラしていき、抜けてしまうという、恐い病気です。30歳~40歳代の実に80%以上が歯周病にかかっているといわれています。
歯が抜けてしまうことだけでも怖い歯周病なのですが、最近の研究では、もっと怖い研究結果が出ています。
それは、歯周病菌による全身疾患です。
最近有名なものとしては心臓病との因果関係がありますが、他にも脳卒中や、肺炎、糖尿病、早産などにも関与していることがわかってきています。歯周病の患者様は、歯周病でない方に比べて致命的な心臓発作を起こす危険が約2.8倍、早産の確率が7.5倍高いということも報告されています。
歯を磨くときやリンゴを食べたとき歯ぐきから出血することがある
口臭があり、親しい人から口が臭いと言われたことがある
歯ぐきからウミが出ることがある
朝起きたとき、口が粘ついたり、妙な味がする
歯ぐきが赤くはれたり、痛むことがある
冷たい水を飲むと、むし歯もないのに歯や歯ぐきがしみて痛い
歯がグラグラと動く感じがする
歯ぐきがむずがゆい感じがする
歯と歯の間に、よく食べ物がはさまる
鏡で見ると、前よりも歯が長くなったように感じる
この項目は、すべて歯周病による代表的な症状です。番号が進むにつれ、症状が進行していると考えてください。
どうか、この項目に当てはまる方で「最近歯医者に行ってないなぁ」と思われる方、検査だけでも構いません。ぜひ歯科医院にお越しください。
あなたの歯が健康的に、あなたの身体が健康的に、そしてあなたの人生が豊かなものとなるために、私たちが存在しているのですから。
お口の中の写真、プローピング検査、レントゲン撮影診断などにより、歯周病の進行状況をお調べします。データは保存していきますので、検査数値を比較していくことが可能です。
歯周病治療には患者さんのセルフケアが重要になります。そのため、当院では患者さんご自身が自分の症状について、正しく理解していただくことが大切であると考え、検査結果の説明には時間をとってご説明します。
口の中のプラーク(細菌)を病気がおきないレベルまで減少させることが必要です。
歯科衛生士による歯みがきではとれない歯石をスケーラーと呼ばれる器具を使用して取り除いていきます。
もう一度、お口の中の検査をし、良好な方は定期検診に来ていただきます。歯周病が進んでいる方は、検査後、歯肉の下の歯石まで細かく、丁寧に取り除いていくことになります。
すべての歯石除去が終わったら、再度お口の中を検査します。ここで症状の改善度を確認します。進行のある方は、外科処置、薬物療法、再歯石除去などを行います。
定期健診にて、歯みがきでは取れない汚れを歯科衛生士がクリーニングしていきます。
歯周病の原因となるプラークや歯石を除去し歯周病が改善されると、歯肉は引き締まり、腫れに隠れていた部分が露出します。そこに刺激が直接あたるため、しみるように感じるのです。
プラークが石灰化して硬くなった歯石は、先のとがったスケーラーで除去します。この処置を行った際に、鋭い刃先で少し傷をつけてしまうことがあります。
スケーリング後は、無理にブラッシングしないでおきましょう。数日で違和感は消えますから、そしたらいつものようにブラッシングしてください。
歯石の除去などの歯周病治療は、基本的に保険が適用となります。
治療にかかる期間は、歯周病の進行具合により様々です。
また、プラークコントロールは患者さん自身の協力(日頃の正しいブラッシング)が必要です。
ぐらつきが少しであれば、これからの治療とケアで抜歯まで至らずに済む場合がありますが、かなりぐらついているようですと、将来的には抜歯が必要となるかも知れません。
残念ながら抜歯となった場合は、入れ歯かブリッジにて失った部分を補うことになります。